Webマーケターの仕事内容と専門職種8つの紹介

Webマーケティングの業務は細分化されており、実は色々な職種があります。
Web業界について詳しくない人は、個々の職種名がわからず、自分に合った求人をスルーしてしまうかもしれません。
そこで業界外の方にもわかりやすいよう、種類毎にお仕事内容を解説します。
目次
Webマーケターのお仕事とは
一言で言うと、「Webを活用したマーケティングを提供する」のがWebマーケターのお仕事です。
例えば、モノやサービスを売りたい人・店舗・会社があって、Webを駆使して見込み客を集めたり、商談を創出したり、販売に繋げる仕組みをつくるお仕事です。
さらには、人手不足を解消するための「採用マーケティング」などの分野もあります。
Webマーケターの種類
ここではWebマーケターを「Webマーケティングに従事する人」とします。
Webマーケティングには軸となる分野がいくつもあり、どこに軸足を置くか次第で職種名が変わります。
Web広告運用者/Web広告コンサルタント

多様なWeb広告を使いこなし
費用対効果を最大化させる
Web広告のスペシャリスト
Webマーケティングにおける一大分野、Web広告に関するスペシャリストです。
特に「運用型Web広告」をメインに活用します。
運用型広告とは?
昔からある「固定的な広告枠に入稿して、契約期間終了時に掲載が終了される」広告を「純広告」と呼びます。純広告の場合、基本期に出稿した広告を変更したり取り下げしたりすることはできません。もしパフォーマンスが上がらなくても変更はできず、改善の速度は遅くなります。
それに対し、今Web上で主流なのが「運用型広告」です。 Google広告、Yahoo!広告、Meta広告(Instagram、facebook)などがあります。

この仕組みの基本は「オークション型」であることです。
ワンクリックいくらで、どんな広告内容(テキスト、画像、動画)で、どんなターゲットに、どんな地域・時間帯で・・・
そんな風に細かく設定を行なっていきます。
その広告の結果を随時モニタリングし、運用中はいつでも広告内容の変更や出稿停止・追加が可能です。
その運用型Web広告のスペシャリストがWeb広告運用者/Web広告コンサルタントです。
Web業界で大きな予算が動くメインストリートであり、市場の拡大が続く将来性ある人気職種です。
SEOコンサルタント

Webマーケティングにおける一大市場
検索エンジン対策の専門家
SEOはSearch Engine Optimization(検索エンジン最適化)の頭文字を取った言葉です。
検索エンジン(Google、Yahoo!、Bing)に対してWebサイトを最適化し、狙ったキーワードでの上位表示・集客を指導する職種がSEOコンサルタントです。
検索エンジンの強みは、ニーズの発露によって行なわれる「検索」という行動の、購入への近さです。
何か欲しいと思ったら、それについて「知りたい(Know)」から検索します。
そして、「購入したい(Buy)」ので検索します。
また、どこかに「行きたい(Go)」ときに検索します。
そして、それを「したい(Do)」から検索します。

そのように、能動的な「検索」という行動を基軸にWebマーケティングを設計・実装するのがSEOコンサルタントのお仕事。
検索エンジンについてだけでなく、いかに購入に近いユーザを集めてビジネスに貢献するかという「ビジネス目線・営業目線」があると強いです。
Webライター

SEO集客から
顧客化・ファン化まで担う
多様な働き方ができる人気職種
Webライターは記事コンテンツのライティング(執筆)のほか、Webページの文章のライティング、ホワイトペーパー等の資料のライティングなど、Webに関わる文章を執筆するお仕事です。
自分のペースでできる仕事のため在宅ワークにも向いており、独立しやすく非常に人気があります。
記事コンテンツはWebマーケティングの代表的な手法の中核
文章を書くライターがマーケターなのか?と思う人も居るかもしれません。
ですが、多くのWebライターが従事する業務はSEOによる集客や、コンテンツマーケティングという「役にたつ情報をたくさん発信する手法」のための記事です。
そこでは、いかにSEO上強い記事になるか?いかに狙っているターゲットの心を動かし引き込むか?などのマーケティング要素が満載なのです。
そのため、SEOに強く、人間心理を踏まえたライティングができるWebライターは、SEOコンサルタントや他のマーケティング職種に転身することも可能であるWebマーケター職種と言えます。
SNSマーケター

各SNSの特徴とトレンドを理解し
「好き」や「欲しい」を創り出す
Instagram、facebook、X、TikTok、Youtube等を駆使して企業や団体のマーケティングを支援するのがSNSマーケターです。
- SNSアカウント作成・運用に関するコンサルティングを提供するSNSコンサルティング
- アカウントを預かり実際の投稿・中の人としてコメント・DM返信などまで行なう運用支援
- フォロワー数が多いインフルエンサーに自社の商品を紹介してもらうインフルエンサーマーケティング
SNSの特性を活かしたマーケティング活動が行えるように支援します。
SNSマーケティングの世界では「今のトレンドを掴む感性」が大事。
そのため、若いうちから主力として活躍されている方が大勢居ることも特徴です。
BtoBマーケター

法人向けビジネスの
専門Webマーケター
一般消費者ではなく、企業向けのマーケティングを専門で担う職種がBtoBマーケターです。
施策の幅は広く、Webマーケティングの一通りを提供する総合型マーケターですが、対象がBtoBビジネスに絞られているのが特徴です。そのためBtoBマーケティングに有効なツールの使い方に詳しい人も多いです。
従来マーケティングの花形はBtoCであり、自動車、化粧品、消費財などが牽引してきました。
一方日本国内のBtoB企業は営業が強かったため、マーケティングは展示会程度で、Webに力を入れる企業は限られていました。
しかしコロナ禍以降、急激にBtoBマーケティングのニーズが高まり、市場として確立しました。
BtoBマーケターは営業サイドとの連携が重要であり、法人営業出身者と相性が良い職種です。

Webマーケター(※総合)

様々な施策をトータルで取り組む
Webマーケティングの
オールラウンダー
単に「Webマーケター」とだけ呼称される場合、特定の施策分野に限定されず、広く取り組む仕事をする人をイメージします。
Web広告、SEO、SNS、記事制作、ツール活用など幅広くカバーします。
ただし、求人の職種が「Webマーケター」とあっても、実際行なうのはWeb広告だけだったり、その企業が得意とする分野がほとんどであったりするケースもあります。
そのため、もしWebマーケターになりたいのであれば、Webマーケターの仕事の全体像を知り、Webマーケターに属する職種を知り、自身の志向にあった職種・会社を選んで応募する必要があるでしょう。
Webディレクター

Web制作・運用プロジェクトの
中心的存在
Webディレクターは、Web制作・Web運用のプロジェクト管理(PM)と情報設計(IA)、そしてコミュニケーションのハブを担うWebクリエイターの司令塔です。
クリエイティブ系職種ではありますが、マーケティングも担う人が多く存在します。
Webディレクターは基本的にはWeb制作経験者がステップアップして成る仕事ですが、若手であればアシスタントディレクターから始めることで、未経験者にも門戸が開かれています。
Webコンサルタント

戦略・上流から顧客を支援
Webに関する課題解決のエキスパート
Webに関するコンサルティングを提供する職種です。
WebマーケティングはWebの一大テーマのため、Webマーケティングを専門とするWebコンサルタントは多数存在します。
企業上層部や事業部門と戦略から関与するケースもあれば、伴走支援により継続的に現場のWebマーケティングをリードすることもあります。
言われたこと・降ってきたテーマを実行するのではなく、情報を集め、考え抜き、自分からリードしてプロジェクトを進めるスタイルで仕事をしたい方に向いている職種です。
ただ、会社によってはコンサルティング営業を含むWebマーケターという位置付けの場合もあります。
その場合は、Webマーケティングに関するノウハウを身に付けながら営業経験を活かせる仕事です。
その会社がバリバリの戦略思考や深いWebに関する知見を必要としているのか、それとも営業的な重視しているのかによって、営業出身者にとってのハードルは随分上下します。
Webマーケターといっても幅広い!
職種名だけでは実際の仕事内容は特定できないのがWebマーケター。
せっかく成りたかったWebマーケターになれたはずが、
「思っていたのと違った・・・」となるのは本当に勿体ないことです。
Sadakaではあなたが本当になりたいWebマーケターの姿を明確にし、そしてその想いにマッチする企業を紹介するサービスです。
「Webマーケター、気になっているけど、まだまだぼやっとしている」
そんな方は是非一度、話を聞きにきてください。