Sadaka to Webマーケター

営業

営業からWebマーケターへ転職する方法

執筆者:Sadaka編集部
投稿:2024/12/27 更新:2024/12/27

営業からのキャリアチェンジを考えるうえで、Webマーケターという職種が注目されています。

営業とWebマーケターは関連する業務が多く、営業で培った知識や経験、スキルを活かした活躍が期待できるでしょう。

では実際に、営業からWebマーケターにはどのようにしたらなれるのでしょうか?

ここでは主なパターンと、それらのメリット・デメリットなどを踏まえて解説します。

1.社内異動

一番早いのが、現在勤務している会社でWebマーケティングに携わるという方法です。

マーケティング部門が人材を求めていれば、そこに手を挙げることで異動が叶うかもしれません。

またマーケティングを担う部署などが社内に存在しなければ、自らやりたいと声をあげ、新たにマーケティングチームを立ち上げて取り組むのも良いでしょう。

社内異動ならハードルは低い、ただし異動が叶わないことも

社内異動でWebマーケターになる場合、転職に比べハードルは低くなります。

また扱う商材は変わらないため、営業の経験をフルに生かすことができるメリットもあります。

ただし、今の会社にマーケティングポジションがない、役割の変更が叶わないなどの場合には、実現が難しいでしょう。

2. Webマーケター養成スクールに通う

キャリアチェンジというのは人生の節目となる大きな出来事です。

そのため何か足がかりがないと不安、と感じる方も多いと思います。

そこでWebマーケター養成スクールに通うという選択肢があります。

スクールに通うメリット

未経験でも基礎から学ぶことができ、現職を続けながら転職の準備を始められます。

また一通りのカリキュラムを完了することで、Webマーケターとしてスタートを切る際の自信にも繋がります。

スクールのデメリットと注意事項

費用負担と補助金の落とし穴

ただし、入会金や受講料として数十万円程度の費用がかかります。

尚、働きながらのカリキュラム消化はやってみると大変で、続けられなくなる人も少なくありません。

これはWebマーケター養成スクールだけに限らず、習い事や資格学習に取り組まれたことがある方は想像が付くと思います。

メジャーなスクールでは経済産業省の「リスキリング補助金」により、かなり負担が軽減される仕組みがありますが、これは「スクールのカリキュラムをやり抜いた」「転職できた」ことで後からキャッシュバックされる仕組みのため、注意しましょう。

(国としても無尽蔵にお金を出すことはできず、真剣に取り組み将来に役立ててくれる人に税金を使いたい意図があります。)

スクールだけで得られるものに過度に期待しない。成功している人は努力している。

さらにWebマーケター養成スクールに通う前に、考えていただきたいポイントがあります。
多くのスクールは、自習を数十時間、講義を十数時間、+課題に取り組むという、計80時間前後のカリキュラムになっています。

80時間という数字を実際の業務に置き換えて考えてみると、「入社して2週間」という物量です。
例えばあなたの現在の仕事で、「未経験として入社2週間で、どの程度できるようになるか?」を考えてみてください。スクールを卒業したからといって即戦力になれるかというと、そうとは限らないことがわかります。

それでも成功できている人は、やはり努力しています。

Webマーケターといっても多種多様。本当にやりたい仕事とカリキュラムはマッチしているか?

またスクールで学ぶ内容にも注意が必要です。
Webマーケターと一口に言っても業務内容は幅広く、スクールで身に付けたことが実務とは関係のない内容であったり、希望する職場で求められない内容であったり、先々必要ではあるが「今じゃない」内容である可能性があります。

もしスクールに通うのであれば、自分がなりたい職種ややりたい仕事、なりたいWebマーケターの姿を具体的に考え、スクールで学ぶことのできる内容と照らし合わせて選ぶ必要があります。

自分のやりたいことがあやふやなまま間違ったスクールに入ってしまうと、結果的に遠回りになったり、気づかぬうちに道が狭まってしまったりします。

3. 自学や趣味で副業に取り組んで、その実績をもって転職する

書籍・動画・学習コンテンツの豊富な時代です。
自学も取り組みやすくなりました。

ただし目的や目標を持たずにただ勉強するというのは継続するのが辛くなります。
そのため、何か実践のための媒体を用意すると良いでしょう。

お勧めの方法:アフィリエイト

アフィリエイトサイトを作り、運営してみることをお勧めします。

アフィリエイターの活動はWebマーケティングそのもので、実績になる。

まず、自社の商品・サービスを紹介して欲しい企業がアフィリエイターに紹介を依頼します。
そしてアフィリエイターは自分の運営するWebサイト・ブログサイトなどでその商品を紹介します。
その紹介リンクから成約すると手数料が支払われるという仕組みです。

個人で自分の名前も出さずに運営できるため、ハードルは低く、かつ成功すると収入になります。

そこで行なうWebサイトの運営、SEO、広告運用等はWebマーケティングそのものです。
多くのWebマーケティング会社は、アフィリエイトで成果を上げている人物を高く評価します。

自分のWebサイトを立ち上げ、育て、成果を上げる取り組みはWebマーケの勉強と直結

アフィリエイトで数字を上げるという目的を持つ。得た知識をもとに実践できる場を持つ。
教科書をなぞるだけのお勉強より、極めて実践的で学びもモノになりやすいと言えます。

アフィリエイトの案件はアフィリエイトサービスプロバイダー(ASP)という、仲介企業に登録することでどなたでも簡単に扱うことが可能です。

お勧めの方法:知人を手伝う

他にも、起業している友人や知人の会社などで、週末や余暇時間でマーケティング活動を手伝わせてもらうという方法があります。

そのように、転職活動において、Webマーケターとしての職務経験はなくとも、実践したことは自信と評価に直結します。

「これから頑張ります」ではなく、「もうやっています」と言えることは極めて強い武器です。

4. 未経験可で研修がある会社に転職してしまう

お金を払って教わるのか、それともお金を「もらって」教わるのか。

就職とは不思議なもので、本来費用を払って教えてもらうようなことを、逆に給与を受け取りながら教えてもらえます。

会社は採用した社員を戦力化する義務があり、社員は会社に貢献するために教育を受ける義務があります。
それは、普通のことです。

確かに何の足がかりもなく転職することは勇気がいります。
ですがスクールではなく入社後の研修を活用すれば、その会社で本当に必要な知識に絞り、効率的に学ぶことができます。

給与が発生している分、早く成長して貢献したいという気持ちになるはずです。

未経験な分、入社後の努力は必要です。研修だけでは全てを教えることはできないため、自分の時間を使って勉強に取り組むことをお勧めします。
もし何を学べば良いか分からずとも、上司や先輩に聞けば喜んで教えてもらえるでしょう。

頑張りはその分、評価や給与にも繋がります。

一方、スキルがないことで初任給は低くなるかもしれません。
しかし若年層での転職であれば、そのデメリットも低いでしょう。
また、「就業促進定着手当」という制度があり、転職で賃金が下がった場合、補填としてその一部を受給できる制度もあります。

チャレンジできる環境は整っています。あとはやるかやらないか、というところですが、踏み出すにも何をどうすべきか具体的にイメージができていない、自分の考えを整理できていないということもあると思います。

そのため、Webマーケターという仕事が本当に自分に合っているのか、自分の想像のイメージと現実とのギャップはないかなど、予め確認したいと感じるのではないでしょうか。
そんな際はぜひSadakaをご活用ください。
Webマーケターの様々な種類、仕事の解像度が高まる無料サービスを豊富に用意しています。

Sadaka編集部

営業出身で採用担当経験もある現役Webコンサルタントが全記事を監修しています。
お役に立てましたら幸いです。

RELATED ARTICLES

コラムをもっと見る