Webマーケターを求めているのはどんな会社?

Webマーケターになりたいけど、どんな企業で募集しているの?
どんな業界でどのような需要があるの?
そんな疑問に答えるべく、Webマーケターを求めているのはどんな会社なのか解説します。
たくさんあるが、大きく分けて事業会社と支援会社がある
Webマーケターを求めている会社を大きく分けると、事業会社と支援会社があります。
事業会社には、Web系の会社と非Web系の会社があります。

それぞれ詳しく見ていきましょう。
事業会社
事業会社は、ビジネスとして事業を行うあらゆる会社を含みます。
Webマーケターの職場という視点でさらに区分けすると、Web系と非Web系に分けられます。
Web系の事業会社は、自社でWebに関するサービスを持っている会社です。
例えばAmazonや楽天、メルカリのような、Webでの体験をビジネスの場として提供している企業のことです。
非Web系の事業会社はWebを主軸としない、モノを扱うサービスを展開している会社はなんでも当てはまります。
メーカーや商社、不動産、インフラなど多岐にわたります。
ただし、これらすべての会社がWebマーケターを募集しているわけではありません。
Webマーケターが社員として必要となるのは、「Webマーケティング」が必要な会社です。
つまり、新規の顧客獲得が必要な会社、そして既存顧客のフォローをデジタル化している・したい会社です。
事業会社におけるWebマーケターのポジション
事業会社のWebマーケターは、社内の営業と連携して業務を進めていきます。
そうすることでマーケターは営業側が欲しいリードを集められ、そのリードを営業にとって最適なタイミングでアプローチできるのです。
また、経営陣や制作部門との橋渡し役でもあります。
インフラや不動産、金融関係などの会社には、Webマーケターではなく「社内Web担当(ウェブマスター)」が存在します。
しかし社内Web担当はWebサイトの維持管理という重要な役割があり、Webマーケティングだけに集中するわけにはいかない場合が多い傾向にあります。
大企業の全社単位なら、社内Web担当のメインの業務はWebガバナンスとなります。
事業部門毎にWebマーケティング担当者が居る場合もあります。外注マーケターに依頼する場合は、力を合わせ協力して推進していきます。
ECサイトなどのWebサイト運営を事業の中核にしている会社は、社内にWebマーケターが存在します。
Webデザイナーやディレクター、SEO担当など各々の役割が細分化されているのが特徴です。
支援会社の体制と似ていますが、様々な会社を担当するのではなく、ディレクターであれば自社専属ディレクターとして担当します。

未経験でも事業会社でWebマーケターになれる?
未経験者にとって、事業会社のWebマーケターは難易度が高いです。
特に非Web系の事業会社では、社内Webマーケターは基本的に少人数のチームです。
極端な話「当社初の社内Webマーケターとして」というケースもあり、未経験では辛いでしょう。
求められるスキルの幅が広く、結果を求められるため、育成の仕組みが無ければ未経験者にとってはハードルの高い環境となっています。そのような環境は、経験者であればキャリアパスは拡がることでしょう。
どうしても事業会社でないとできない・やりたいことがある場合は、ステップを踏めばできる場合も。
支援会社
支援会社は、Webでのマーケティングを支援する会社です。
事業会社は自分の事業を成功させるためのWebマーケティングを行うのに対して、支援会社は様々な顧客のプロジェクトを受け持ち、それらを成功させるのが役割です。
支援会社におけるWebマーケターのポジション
支援会社では、役割ごとに担当者が分かれています。
SEOにはSEO担当が、広告には広告運用担当がいて、それぞれの専門分野で仕事をしています。
未経験でも支援会社でWebマーケターになれる?
支援会社の場合、Webマーケターを未経験から育てている会社も多くあるため、未経験でも入りやすいです。
ここで重要なポイントは、未経験者を採用する理由です。
未経験者を採用する理由として、主にこの2つ考えられます。
- 経験者を採りたいが取れないから未経験者を採る。
- 若手が欲しいから未経験者を募集する。
経験者が欲しいけれど採れないので未経験者を採る会社は、スキルで判断して採用する傾向があります。
この場合だと、Webマーケティングのスクールを卒業していると選考を通りやすいです。
若手を採りたい会社は、人材を育てる気がある会社なので、未経験者にとってやりやすい環境です。
ただ、こうしたスタンスの会社は人気があるので、人を選んで採用します。
また、自社の文化を大切にしており、採用基準としてカルチャーフィット(社風に合うか)が重視される場合があります。
入社したいからといって自分を偽って入社しても、社風が合わないと自分自身はもちろん、周囲の人も辛い思いをすることになります。
ありがちな失敗パターンに、「(今は違うけど)自分もそうなりたいからその場に身を置く」という考え方があります。
例えば、「顧客のためにベストを超え続ける!」という熱血文化の会社に、「仕事はそこそこできればいい」という本音の人が「変わりたい」と思って入社するとどうなるでしょうか。
想像が付くと思いますが、まず失敗します。
Webマーケターとして「入社すること」がゴールになってしまうと、上手くいきません。
自分の本音と向き合い、入社した後のキャリアを想像して選択していく必要があるのです。

Webマーケターを求めている会社はたくさんある
Webの世界がビジネスの場として一般化している今、事業会社も支援会社もWebマーケターを求めています。
ただ、事業会社は仕事の難易度が高く、未経験者にとっては難しいのが現実です。
一方で支援会社の場合は、未経験者を育成する環境が整っており、挑戦しやすい傾向にあります。
まずは支援会社で実績を作り、ゆくゆくは事業会社へ…というキャリアプランもあります。
自分のやりたいこと、仕事への姿勢、求める環境、将来像を考えて洗い出して、そこに適した会社を見つけて入社することが大切です。
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